「良宵」を習い始めたあたりでブチ当たるのが外弦高音問題だ。
高い方の上の上の「レ(2)」とかそのあとの「ソ(5)」で長音なんてゼッッッタイに無理!きっと私の二胡がおかしいに違いない!
と私も最初は思った。誰もが通る路である。
ではどうして高音が出ない、というかもうすでにD調で言うところの第1ポジション薬指=上の「ド(1)」でも無理!なんだろうか。
それは弦に対して弓の角度も正しくなければ力点の向きも間違っているからである。
いっぺん騙されたと思って外弦を「弓の竹の部分をボディから1センチくらい浮かして」弾いてみて欲しい。竹の部分をボディに付けないで馬のしっぽ部分だけで弾く、という意味だ。
そうするとたいがいの人は「あれ?」って顔になって、そのままの状態でじゃあ難関、良宵の高音部分弾いてみましょうねー、とやってみると「あらららら?」見違える(聞き違える)ように鳴りました、ということが多い。
この状態で一番鳴りやすいところを探してみよう。
そうすると自ずと馬のしっぽが二胡ボディの表面を撫でるような角度に治まるはずだ(←これ重要)。
馬のしっぽで弦を弾いてるんだか竹の軸でボディ弾いてんだかわかんないくらい変なところに腕の重さが乗っかってしまっている人もときどきいるが竹でボディを弾かないようにするためにはこの練習方法が効果的である。
もちろん通常の演奏では竹はガイドとしてボディにそっと添うような感じになるが、高音を奏でる感触を掴むためにこの練習方法はかなり有効である。
通常のスタイルで演奏していて楽曲の途中に無理めの高音の長音が現れたときもこの方法で乗り切れることはある(できるようになったら竹を浮かす必要はなくなります)。